2013年01月04日 23時34分 金曜日
出産顛末記
新年、あけましておめでとうございます。
こちらでは、昨日雪が降りました。
寒い中でも元気に過ごしている娘を見ると、
一年前はまだお腹にいたというのが
凄く不思議な感じがします。
たった一つの細胞から始まって、
そこから雪だるまになって。
そこからだんだんと人の形になって。
脂肪がいっぱいついて人間らしくなって。
この世に出てきてからもすくすくと育って。
器用におもちゃで遊ぶようになったり、
泣いてるだけだったのが笑ったり、怒ったり
お茶が欲しいと自分の欲求を伝えられるようになったり。
ほんとほんと、娘の存在もそうだけど
命が生まれて育ってくのが不思議。
そんなことを思いながら、妊娠10ヶ月頃から
生まれるまでのことをつづってみたいと思います。
お産って、おしるし→陣痛→破水→子宮口全開って順番に
来るかと思ってたら、人それぞれなんですって。
自分の順番はどうなんだろうとドキドキしてましたが
さて・・・www
★ お下な話やエグく感じる等、読む人を選ぶ話かもしれません。
(特に男性)大丈夫だよ!という方のみ続きをご覧ください
こちらでは、昨日雪が降りました。
寒い中でも元気に過ごしている娘を見ると、
一年前はまだお腹にいたというのが
凄く不思議な感じがします。
たった一つの細胞から始まって、
そこから雪だるまになって。
そこからだんだんと人の形になって。
脂肪がいっぱいついて人間らしくなって。
この世に出てきてからもすくすくと育って。
器用におもちゃで遊ぶようになったり、
泣いてるだけだったのが笑ったり、怒ったり
お茶が欲しいと自分の欲求を伝えられるようになったり。
ほんとほんと、娘の存在もそうだけど
命が生まれて育ってくのが不思議。
そんなことを思いながら、妊娠10ヶ月頃から
生まれるまでのことをつづってみたいと思います。
お産って、おしるし→陣痛→破水→子宮口全開って順番に
来るかと思ってたら、人それぞれなんですって。
自分の順番はどうなんだろうとドキドキしてましたが
さて・・・www
★ お下な話やエグく感じる等、読む人を選ぶ話かもしれません。
(特に男性)大丈夫だよ!という方のみ続きをご覧ください
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予定日 2012年4月24日
4/3(37週0日)
おっぱいケア開始。おっぱいケア、というのは湯船の中とか
皮膚が柔らかくなっている状態でやるマッサージ。
おっぱいの皮膚が硬いままだと、赤ちゃんに吸われた時に
切れたり、流血したりでとっても痛いらしい。
病院でもらってきたテキストを思い出しながら
自分で自分の乳を触るのってなんだかちょっと
バカバカしいと思いながらも、流血沙汰は嫌だし、真面目にやることにした。
4/6(37週3日)
検診の日。今回から診察が週一になる。
そろそろ、甘いものが食べおさめかなぁ・・・。
(産後、バターなんかが多いものを食べるとおっぱい詰まって
高熱とか出てえらいことになってしまうらしい)
妊娠10ヶ月、ということで
いつもの尿検査、血圧、体重、エコー検査に加えて
赤ちゃんの動き(胎動)や心臓の動きを検査する検査に
お腹の張りを見る検査に内診も加わる。
お腹の張りと赤ちゃんの心臓の動きは、
お腹に心電図をはかる機械をのせて、バンドで固定してもらう。
胎動は、胎動が感じたら自分でナースコールのようなボタンを押すと
心電図と一緒に記録されていく仕組みなんだけど・・・。
座っている椅子がリクライニングで座りごこちが良くて
ついつい、居眠りしてしまう・・・。
胎動もある程度の時間、記録を取らないといけないんだけど
自分でボタンを押さなきゃいけないわけだから、
居眠りしている時間は記録が空白・・・。
「どうですか?」
と様子を見に来て下さった看護師さんに
「寝てました?w」とばれる始末。
私がちゃんと起きてるのに、娘が寝てるケースもあって
(私がリラックスしてると娘が寝てることが多い)
胎動が記録できないこともあって。
看護師さんに背中をたたかれながら
「〇×さんのあかちゃーん!起きてください!w」
ってやられることもしばし。
検査室には3人入れるけれど
(もちろん、カーテンで仕切られていてお互いの顔は見えない)
後から来た人に追い抜かれていくこともしばし。
早ければ20分ほどで終わるはずの検査なのに、
たっぷり40分かかったりする。
でも、まぁ。
この検査室にいる人ってのは、お産が同じぐらいの時期だって事だし
直接話をしたりするわけじゃないけれど、
そんな人たちと同じ時間や空間を共有しているのはなんだか
心強かったりした。
心電図云々がおわったら、ようやくエコー&内診。
心電図と胎動のグラフをみて先生が
「胎動があるときにちゃんと心拍が上がってるね。
赤ちゃんも正常で、元気でいいですね。」
と教えてくれてホットした。
エコーによると、娘は2566g。
頭の直径は10㎝に迫っていた。
子宮口の全開が大体10cmらしい。
いつも、娘の平均体重を下回る位だったのが、
ようやく平均体重になってきてうれしい反面、
これ以上、頭が大きくなってくれるなよ・・・と祈る気持ちある。
4/10(38週0日)
時折、前駆陣痛?軽い生理痛のような鈍い痛みが
夜中に来るようになった。
かわりに、思わず声が出てしまうような激しい胎動は
少なくなってきた。
蹴られる位置が肋骨のあたりから若干、下の方になった。
お産が近づいたしるしとして、胎動が少なくなるとかあったけど
そういわれれば、激しい胎動もそうだけど普通の胎動も少ないかな?
大潮の日(新月とか満月付近)はお産が多いっていうけど、
どうなんだろう?
予定日に近い新月は21日だ。早く産気づくのかな?
4/12(38週2日)
ぢ?おしるし?なんかちょっと出血。
4/13(38週3日)
先週と同じように一通りの検査をしてもらう。
子宮口はまだぴったりと閉じているみたい。
急に産気づくことはなさそう?かな・・・?
4/20(39週3日)
今日の内診でも子宮口が開いていなかった。
ということで、先生に
「赤ちゃんに呼びかける為にグリグリしときますね」
とわれて容赦なくグリグリされた。
(グリグリ→卵膜剥離。先生が子宮口付近の卵膜を、
指でぐりぐりしながら剥す。お産が早まるらしい。)
涙が出そうなくらい痛かった。
けど、お産はこんなもんじゃねぇ!と思って耐えることにした。
夕方ごろから、茶オリが出た。
このまま、陣痛が来るのか、ドキドキした。
4/21(39週4日)
新月。茶オリは続いている。
お腹の張りが苦しくて、よく眠れなかった。
新月だとよくお腹が張るっていうけど、これが普通の張りなのか
出産に続く張りなのかわからなくて落ち着かない。
4/22(39週5日)
茶オリが続く。よく眠れない。
予定日まであと2日なのに、これだって陣痛が来ない。
4/24(予定日)
「下がってきた」っていう感じはするけれど、
「産まれそう?」って聞かれると、そんな気はしない。
今日の内診でも、子宮口が閉じたまんまだと言われる。
42週までが出産の安全範囲内で、それを過ぎると
赤ちゃんがお腹のなかでウンチをしちゃう事がある。
すると、羊水に混じって、赤ちゃんが感染症にかかったりして
命の危険がある。
普通なら、もうちょっと様子を見るところだけど、
連休に入って診察ができなくなるので、4/30日、
「陣痛促進剤」を使って人工的に陣痛を起こして出産に臨む事に。
先生から、陣痛促進剤を使うリスク
(効きすぎると、子宮が破裂したりってケースもわずかながらに
あるらしいし、普通よりもお産が長引きやすく、2~3日がかり
って事もザラにあるらしく、体力の消耗が激しいとか)
なんかを説明してもらった。
促進剤のリスクと、
「自力では産んであげられない自分の至らなさ」に
ちょっと落ち込んだりしたけれど。
「この様子だと、産まれるのはまだまだだから
家でなるべくのんびりしてて」って先生の言葉と
「いっぱい食べて、リラックスして、
体力十分にしておいてね」っていう看護師さんの言葉に
気力を取り戻す。
リスクのない出産なんてないし。
お腹の張りとかをちゃんと機械でモニタして薬の量を
調節してくれるし、
それよりも、「陣痛いつくるの?いつ入院になるの?」って
毎日過ごすよりも「この日に入院します!」って入院して
病院で様子を見られてる方が安心していいじゃない!
と思うことにして、ゆっくりお風呂に入ったり
好きなものを好きなだけ食べて過ごすことにした。
4/30(40週6日)
入院の日。早ければ、5月1日か2日に赤ちゃんと会える。
6:00a.m.
起床。とってもよく眠れた。
オカンが用意してくれたおにぎりと味噌汁を食べる。
出産の痛みよりも、点滴の針に対する恐怖が大きい。
7:45a.m.
書類や入院用品を確認して、旦那に付き添われて病院へ。
7:55a.m.
ナースセンターへ。
書類の提出と、家族構成や病歴のチェック、
体温、血圧の測定などをする。
8:00a.m.頃
陣痛室に移動。入院着に着替える。
赤ちゃんの心拍を測り、内診。
子宮口はまだ指一本ぐらいしか開いていない。
9:15a.m.頃
浣腸。助産師さんに屈辱を感じる間もないほど
てきぱきと処置される。
面白い助産師さんで
「変な趣味に目覚めるとアカンで」
って言って旦那を陣痛室から追い出してくれたwww
浣腸の効果が徐々に表れてきて、しばらくトイレに
引きこもるハメに。
生理二日目ほどの出血(鮮血)があった。
これがおしるしかな?
アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワしながら
パットをあてる。
9:50a.m.頃
陣痛促進剤の点滴開始。
腕には点滴の針、チューブ、機械。
お腹には張りやら赤ちゃんの心音を確認するモニター。
お腹ゆるゆるだから、トイレに行くたびにモニターを
外したりつけてもらったりで助産師さんになんだか
悪い気がする。
(点滴の方は一緒にトイレへ行く)
恐れていた点滴の針は献血のそれより痛くなかった。
今までで親知らずを抜いたときしか点滴の経験が無くて
それがすっごく痛かったから諤々ブルブルしてたのに。
点滴の機械が異常もないのにやたらピーピーなるので
交換してもらう。
お腹の張をみて、陣痛促進剤の勢いを増してもらう。
アクエリアスで水分を取って横になる。
お腹が空く・・・。
11:30a.m.
お昼ご飯が来る。
ここのご飯は美味しいって評判だったから楽しみだ!
メニューはたらこスパ・パン・
ホタテとタコと茄子と玉ねぎのマリネ・パンナコッタ。
評判通り、病院食ってよりも、レストランのご飯の様だった。
おやつのデザートも楽しみだ!
12:30p.m.頃
鈍痛がする。仰向けに寝ているのがしんどくなる。
胸がむかむかする。弱い弱い生理痛のような痛みが来る。
1:20p.m.
回診。
子宮口の開きは2cm位。
「この様子だと今日はないからリラックスして過ごしてね!」
と先生のお言葉。
こんな微妙な状態が2日も続くのか・・・と思うと
どうやって暇をつぶそうか心配になってくる。
隣の陣痛室では、修羅場が展開してるらしく
妊婦さん「イタイイタイイタイ(絶叫)!!!!!」
妊婦さん「トイレにいきたいよぉ・・・」
助産師さん「もう、お産が進んでるから今行ったら
トイレで赤ちゃん産んじゃうでしょ!
もう少しだから我慢しなさい!!!!!(怒)」
旦那さん「アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ」
いろんな叫び声が聞こえてきた。
回診で、「今日はない」って言われたから、
旦那には一旦帰ってもらったし、一人で微妙な痛みと一緒に
静かに横になってるだけの私は「隣はドラマだなぁ」なんて
場違いなことを考えていた。
2:30p.m.頃
待ちに待ったおやつタイム。
人参ケーキにサワークリームがついていて
物凄くおいしかった!
この頃から出血の量がだんだんと増えてくる。
4:30p.m.頃
突然、盛大に吐く。
助産師さんに後始末をしていただいて、申し訳ないのと
あんなにおいしかったケーキを戻してしまって
悔しいやら悲しいやらだった。
5:00p.m.頃
ゆるい生理痛がなんだか重い生理痛になってきた。
6:00p.m.頃
なんだか、下腹がガンガンとハンマーで殴られてるような
ドリルでガガガガガガガガガとされてるような痛みが
10回づつ続く。
しばらくするとその痛みが消えて、盛大な嘔吐とともに
ガンガン痛みがきて、おまけにお腹まで下った。
何だこれ?すごく痛い。
痛みをこらえる為に、はーはーとゆっくりと長く
息を吐く。
旦那が心配そうに「どうした?どうしてほしい?」って
聞いてくれるけど、こみあげてくる二日酔い以上の吐き気と
痛みに声も出ない。
吐きながらガンガン×10回 → 深呼吸・トイレ(下痢)
これを何回か繰り返していると、ガンガンが10回で収まらなく
なってきた。
徐々に回数が増えてくる。
お腹のピーピーを解消するためにトイレに行ったら
点滴の機械もピーピー言い出したけれど
お腹のくだりが収まる気配もなく、トイレから出るに出れなくて
泣きそうになる。
ゲロ・ゲリ・激痛のジェットストリームアタックで
ヘロヘロだ。
点滴のスタンドにすがるようにして何とかトイレから脱出すると
ナースコールを押した。
さっきのピーピーは点滴が終了したのを告げるものだったらしい。
今日の点滴はこれで終わりになった。
居酒屋のトイレで寝ゲロをしてるかのような朦朧とした意識と
わけのわからない痛みと激しい下痢。
これが陣痛なんだとやっと気づいた・・・。
7:00p.m.頃
息を20回吐いても、ガンガン・ゴンゴンは収まらなくなった。
トイレに行きたい気がして、行ってみたけど何も出ない。
トイレから戻って横になると、生暖かいものが
しゃーーーっと流れ出てきた。
「やばい!(小)漏らした?????m9(^Д^)プギャー」
分厚いパットをしてるから、漏らしても困らないんだけど
とりあえず、トイレでパット交換するか?と思った瞬間、
「あ?これって尿じゃなくて破水?」と思って
ナースコールを押す。
助産師さんが「(今日はないと思うけど)一応見てみようか」と。
子宮口の開きをみてもらったら
「あら!全開してるわ! 分娩室行こうか」
思ってたよりもずっと早く、分娩室に行くことになった。
7:20p.m.
トイレを踏ん張りたいような感覚をこらえながら
歩いて分娩室へ。
分娩台はやわらかなイエローで、
天井には、星空のイルミネーションでなんだか
リラックスした雰囲気だった。
頭の中で松岡修造が
「頑張れ!あきらめるな!」
「You can do it!」
と暑苦しく騒いでいる。
イメージトレーニングの通りで、自分が思ったより
リラックスできてるのが分かったし、
やっといきんでいいと思ったらうれしかった。
とにかく、ゆっくりとしっかり息を吐く。
手元にケータイがあったら
「分娩台なう。」
ってつぶやきたかった。
私の用意ができてから(剃毛とかね)、
助産師さんに招かれて旦那入場。
ドリンクと汗拭きと、いきみに合わせて頭を前へ押す係をやってもらった。
担当の助産師さんが「自分のペースにあわせてやればいいからね。」
「痛みの波がきたら、がんばっていきんでね。」って、
凄く優しく、上手にリードしてくれたのもあって、
お産はほんとに順調に進んでいった。
隣の陣痛室の修羅場の助産師さんだったらどうしようかと
ちょっと思ってたから。
痛みの波が来る。
波に合わせて息の続く限り、いきむ。
よく、鼻の穴からメロンをだすような痛みっていうけど
2週間分の便秘をひねり出すような
(そんなにためたことないけど)そんな痛み。
体の中から外に突き抜けるような。
腹の中からエイリアンが飛び出すときって
きっとこんな痛みだと思う。
お産が大分と進んだので、助産師さんが
「そろそろ先生を呼ぶね~」っと電話を掛けた。
しばらくして、メガネで、胸毛がギャランドゥな
若い先生がやってきた。
先生に「よろしくおねがいします!」っていう余裕があった。
気がつくと、会陰切られてた・・・wwwww
「お産の進みが早いから、切るね」とわ言われてたんだけど
切られてる感覚はまったくなかった・・・www
安産教室でみたビデオを思い出しながら
痛みがきたら、おへそを見るようにしてうーーーーっと力を入れる。
痛みが残ってて、まだ踏ん張れるようだったらがんばる。
この時旦那がタイミング良く頭を前へ押してくれたので
おへそが見やすく力が入れやすかった!
ナイスアシスト!
痛みが去ったら、力を抜いて天井を見る。
短く「フッフッフッ」と呼吸する。
油断したら、寝落ちしそうだ。
助産師さんが、赤ちゃんの状況を教えてくれる。
「赤ちゃん、頭がみえてるよ!」
「頑張って、回転しているよ!」
(赤ちゃんはただ、お母さんに出されるのを
じっと待ってるだけじゃなく、せまい参道を通るために
自分で体を旋回させて出てくるんです!)
「頭が出たり入ったりしているよ!」
(それを聞いてなぜか笑いかけた・・・w
人間、痛みが続くと笑いたくなるらしい)
「上手よー!もう一回、いきんで!
頭が出てくるよ!」
「頭が半分でてきたよ!」
「もう一回いきんで!ほら頭が出たよ!」
頭が出てから一回いきんだら、
先生がうまい事やってくださったのもあって
娘は一発でてきた!
しゅぽん!って感じで!
出てきた瞬間は泣いてなくてドキドキしたけれど
やがて弱々しく「ふぎゃーふぎゃー」って泣き出した。
なんだか感極まって泣いてしまった。
旦那が「よく頑張ったな。エライ!」って
ほめてくれた。
それを聞いてまた、泣いてしまった。
8:04p.m.
娘、3185g 49.2cmで誕生!
旦那と二人で先生と助産師さんに何度も
「ありがとうございます」と言った。
娘、体を拭いてもらうために一時退場。
この後、切った会陰縫ったり、胎盤出したりするので
旦那も一旦退場。
胎盤は666gでした・・・w
胎盤さん、娘を守ってくれてありがとう。
けど、なんつー数字だよ・・・www
会陰を縫合するときに麻酔を打たれたんだけど
正直、痛かったし縫ってもらうときも痛かった。
陣痛の時にほとんど「痛い」って言わ(言え)なかったのに
チクチクやられて思わず
「アイタタタタタ・・・」と漏らしてしまった・・・w
私の処置が終わって、旦那が入場。
体を拭いてもらった娘も続いて入場。
抱っこさせてもらう。
小さくて。やわらかくて。あったかい。
顔はガッツだけど、しっかり髪があって、綺麗な二重だ。
まつ毛がすっごく長い!
助産師さんが3人で写真を撮ってくれた。
(退院するときにプレゼントしていただけた)
しばらくして、娘は新生児室へ。
私は2時間ほど、安静の為、そのまま横になる。
出産を終えた最初の感想は
「思ったほど痛くなかった」
だった。
次に思ったのは、お腹が空いた。眠い。だった。
思ったほど、野生に帰らなかったな・・・w
10:10p.m.
消毒の仕方や諸注意を聞いて車椅子で病室に。
病室では旦那と夕ご飯と夜食が待っていた。
20回、いきんだかどうかで娘が生まれたせいか
陣痛で苦しんでる時間が2時間ほどで済んだせいか
自分で歩いてトイレへ行ける程回復してた。
きれいに夕飯と夜食を平らげて、横になる。
だけど、本当の地獄はここからだった・・・。
会陰切開して縫合したところが、痛くて眠れなかった・・・。
麻酔が切れてから、ズキンズキン。ズクンズクン。
痛みどめを処方してもらったけれど、正直出産より辛い。
出産は、終わりがみえてるけど、この痛みは終わりが見えない。
おまけに、トイレ(大)の度に、傷口がめりめりと
裂けて広がっていくような痛みがする。
おっぱいで水分がとられてあり得ないほど固くなってるし。
正直、毎度毎度、娘より難産だった。
この地獄は2か月ほど続いた・・・。
病院で、緩く効く下剤もらってからマシになったけど・・・。
娘が生まれてからの方が、色んな事があるんだけど
私のお産はこんな感じでした。
私は陣痛促進剤を使ったお産にしては進行が早かったらしく、
翌日の回診の担当が、もともと私を担当してくださっていた
先生だったけれど、
「早かったねぇ。昨日生まれるとは思ってなかった」って
言われた位でした。
通常は、陣痛が2-3日、話を聞いて長い人は5日、
精も根も尽きて、ヘロヘロになった頃ようやく出産という
感じらしいです。
分娩台に乗ってからあっという間だったのは
陣痛が短かくて体力が残ってた事
呼吸がうまくできた事
陣痛の波にうまく乗れた事
これが良かったんじゃないかと思ってます。
もし、このページをご覧になっている中に
これから出産に臨まれる方へがいらっしゃったら。
痛みとか、無事に出してあられるんだろうかとか
色んな恐怖や心配に押しつぶされそうな時があると思います。
だけど、出産の時にがんばるのってお母さんだけじゃないんです。
赤ちゃんも、ちっちゃな体を一生懸命体を旋回させながら
この世に出てこようとがんばってるんです。
頼もしい助産師さんも、先生もいらっしゃいます。
応援してくれるご家族も、友人もいらっしゃいます。
同じタイミングで、出産に臨まれる妊婦さんも。
今、同じ瞬間に、出産する人が世界中に何万といるはず。
そう思ったら、ちょっと恐怖が薄れませんか?
ほんとは、一番がんばるのは赤ちゃんで
お母さんを含めて、まわりは応援するだけなのかも。
赤ちゃんの力を信じて頑張ってくださいね。
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4/3(37週0日)
おっぱいケア開始。おっぱいケア、というのは湯船の中とか
皮膚が柔らかくなっている状態でやるマッサージ。
おっぱいの皮膚が硬いままだと、赤ちゃんに吸われた時に
切れたり、流血したりでとっても痛いらしい。
病院でもらってきたテキストを思い出しながら
自分で自分の乳を触るのってなんだかちょっと
バカバカしいと思いながらも、流血沙汰は嫌だし、真面目にやることにした。
4/6(37週3日)
検診の日。今回から診察が週一になる。
そろそろ、甘いものが食べおさめかなぁ・・・。
(産後、バターなんかが多いものを食べるとおっぱい詰まって
高熱とか出てえらいことになってしまうらしい)
妊娠10ヶ月、ということで
いつもの尿検査、血圧、体重、エコー検査に加えて
赤ちゃんの動き(胎動)や心臓の動きを検査する検査に
お腹の張りを見る検査に内診も加わる。
お腹の張りと赤ちゃんの心臓の動きは、
お腹に心電図をはかる機械をのせて、バンドで固定してもらう。
胎動は、胎動が感じたら自分でナースコールのようなボタンを押すと
心電図と一緒に記録されていく仕組みなんだけど・・・。
座っている椅子がリクライニングで座りごこちが良くて
ついつい、居眠りしてしまう・・・。
胎動もある程度の時間、記録を取らないといけないんだけど
自分でボタンを押さなきゃいけないわけだから、
居眠りしている時間は記録が空白・・・。
「どうですか?」
と様子を見に来て下さった看護師さんに
「寝てました?w」とばれる始末。
私がちゃんと起きてるのに、娘が寝てるケースもあって
(私がリラックスしてると娘が寝てることが多い)
胎動が記録できないこともあって。
看護師さんに背中をたたかれながら
「〇×さんのあかちゃーん!起きてください!w」
ってやられることもしばし。
検査室には3人入れるけれど
(もちろん、カーテンで仕切られていてお互いの顔は見えない)
後から来た人に追い抜かれていくこともしばし。
早ければ20分ほどで終わるはずの検査なのに、
たっぷり40分かかったりする。
でも、まぁ。
この検査室にいる人ってのは、お産が同じぐらいの時期だって事だし
直接話をしたりするわけじゃないけれど、
そんな人たちと同じ時間や空間を共有しているのはなんだか
心強かったりした。
心電図云々がおわったら、ようやくエコー&内診。
心電図と胎動のグラフをみて先生が
「胎動があるときにちゃんと心拍が上がってるね。
赤ちゃんも正常で、元気でいいですね。」
と教えてくれてホットした。
エコーによると、娘は2566g。
頭の直径は10㎝に迫っていた。
子宮口の全開が大体10cmらしい。
いつも、娘の平均体重を下回る位だったのが、
ようやく平均体重になってきてうれしい反面、
これ以上、頭が大きくなってくれるなよ・・・と祈る気持ちある。
4/10(38週0日)
時折、前駆陣痛?軽い生理痛のような鈍い痛みが
夜中に来るようになった。
かわりに、思わず声が出てしまうような激しい胎動は
少なくなってきた。
蹴られる位置が肋骨のあたりから若干、下の方になった。
お産が近づいたしるしとして、胎動が少なくなるとかあったけど
そういわれれば、激しい胎動もそうだけど普通の胎動も少ないかな?
大潮の日(新月とか満月付近)はお産が多いっていうけど、
どうなんだろう?
予定日に近い新月は21日だ。早く産気づくのかな?
4/12(38週2日)
ぢ?おしるし?なんかちょっと出血。
4/13(38週3日)
先週と同じように一通りの検査をしてもらう。
子宮口はまだぴったりと閉じているみたい。
急に産気づくことはなさそう?かな・・・?
4/20(39週3日)
今日の内診でも子宮口が開いていなかった。
ということで、先生に
「赤ちゃんに呼びかける為にグリグリしときますね」
とわれて容赦なくグリグリされた。
(グリグリ→卵膜剥離。先生が子宮口付近の卵膜を、
指でぐりぐりしながら剥す。お産が早まるらしい。)
涙が出そうなくらい痛かった。
けど、お産はこんなもんじゃねぇ!と思って耐えることにした。
夕方ごろから、茶オリが出た。
このまま、陣痛が来るのか、ドキドキした。
4/21(39週4日)
新月。茶オリは続いている。
お腹の張りが苦しくて、よく眠れなかった。
新月だとよくお腹が張るっていうけど、これが普通の張りなのか
出産に続く張りなのかわからなくて落ち着かない。
4/22(39週5日)
茶オリが続く。よく眠れない。
予定日まであと2日なのに、これだって陣痛が来ない。
4/24(予定日)
「下がってきた」っていう感じはするけれど、
「産まれそう?」って聞かれると、そんな気はしない。
今日の内診でも、子宮口が閉じたまんまだと言われる。
42週までが出産の安全範囲内で、それを過ぎると
赤ちゃんがお腹のなかでウンチをしちゃう事がある。
すると、羊水に混じって、赤ちゃんが感染症にかかったりして
命の危険がある。
普通なら、もうちょっと様子を見るところだけど、
連休に入って診察ができなくなるので、4/30日、
「陣痛促進剤」を使って人工的に陣痛を起こして出産に臨む事に。
先生から、陣痛促進剤を使うリスク
(効きすぎると、子宮が破裂したりってケースもわずかながらに
あるらしいし、普通よりもお産が長引きやすく、2~3日がかり
って事もザラにあるらしく、体力の消耗が激しいとか)
なんかを説明してもらった。
促進剤のリスクと、
「自力では産んであげられない自分の至らなさ」に
ちょっと落ち込んだりしたけれど。
「この様子だと、産まれるのはまだまだだから
家でなるべくのんびりしてて」って先生の言葉と
「いっぱい食べて、リラックスして、
体力十分にしておいてね」っていう看護師さんの言葉に
気力を取り戻す。
リスクのない出産なんてないし。
お腹の張りとかをちゃんと機械でモニタして薬の量を
調節してくれるし、
それよりも、「陣痛いつくるの?いつ入院になるの?」って
毎日過ごすよりも「この日に入院します!」って入院して
病院で様子を見られてる方が安心していいじゃない!
と思うことにして、ゆっくりお風呂に入ったり
好きなものを好きなだけ食べて過ごすことにした。
4/30(40週6日)
入院の日。早ければ、5月1日か2日に赤ちゃんと会える。
6:00a.m.
起床。とってもよく眠れた。
オカンが用意してくれたおにぎりと味噌汁を食べる。
出産の痛みよりも、点滴の針に対する恐怖が大きい。
7:45a.m.
書類や入院用品を確認して、旦那に付き添われて病院へ。
7:55a.m.
ナースセンターへ。
書類の提出と、家族構成や病歴のチェック、
体温、血圧の測定などをする。
8:00a.m.頃
陣痛室に移動。入院着に着替える。
赤ちゃんの心拍を測り、内診。
子宮口はまだ指一本ぐらいしか開いていない。
9:15a.m.頃
浣腸。助産師さんに屈辱を感じる間もないほど
てきぱきと処置される。
面白い助産師さんで
「変な趣味に目覚めるとアカンで」
って言って旦那を陣痛室から追い出してくれたwww
浣腸の効果が徐々に表れてきて、しばらくトイレに
引きこもるハメに。
生理二日目ほどの出血(鮮血)があった。
これがおしるしかな?
アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワしながら
パットをあてる。
9:50a.m.頃
陣痛促進剤の点滴開始。
腕には点滴の針、チューブ、機械。
お腹には張りやら赤ちゃんの心音を確認するモニター。
お腹ゆるゆるだから、トイレに行くたびにモニターを
外したりつけてもらったりで助産師さんになんだか
悪い気がする。
(点滴の方は一緒にトイレへ行く)
恐れていた点滴の針は献血のそれより痛くなかった。
今までで親知らずを抜いたときしか点滴の経験が無くて
それがすっごく痛かったから諤々ブルブルしてたのに。
点滴の機械が異常もないのにやたらピーピーなるので
交換してもらう。
お腹の張をみて、陣痛促進剤の勢いを増してもらう。
アクエリアスで水分を取って横になる。
お腹が空く・・・。
11:30a.m.
お昼ご飯が来る。
ここのご飯は美味しいって評判だったから楽しみだ!
メニューはたらこスパ・パン・
ホタテとタコと茄子と玉ねぎのマリネ・パンナコッタ。
評判通り、病院食ってよりも、レストランのご飯の様だった。
おやつのデザートも楽しみだ!
12:30p.m.頃
鈍痛がする。仰向けに寝ているのがしんどくなる。
胸がむかむかする。弱い弱い生理痛のような痛みが来る。
1:20p.m.
回診。
子宮口の開きは2cm位。
「この様子だと今日はないからリラックスして過ごしてね!」
と先生のお言葉。
こんな微妙な状態が2日も続くのか・・・と思うと
どうやって暇をつぶそうか心配になってくる。
隣の陣痛室では、修羅場が展開してるらしく
妊婦さん「イタイイタイイタイ(絶叫)!!!!!」
妊婦さん「トイレにいきたいよぉ・・・」
助産師さん「もう、お産が進んでるから今行ったら
トイレで赤ちゃん産んじゃうでしょ!
もう少しだから我慢しなさい!!!!!(怒)」
旦那さん「アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ」
いろんな叫び声が聞こえてきた。
回診で、「今日はない」って言われたから、
旦那には一旦帰ってもらったし、一人で微妙な痛みと一緒に
静かに横になってるだけの私は「隣はドラマだなぁ」なんて
場違いなことを考えていた。
2:30p.m.頃
待ちに待ったおやつタイム。
人参ケーキにサワークリームがついていて
物凄くおいしかった!
この頃から出血の量がだんだんと増えてくる。
4:30p.m.頃
突然、盛大に吐く。
助産師さんに後始末をしていただいて、申し訳ないのと
あんなにおいしかったケーキを戻してしまって
悔しいやら悲しいやらだった。
5:00p.m.頃
ゆるい生理痛がなんだか重い生理痛になってきた。
6:00p.m.頃
なんだか、下腹がガンガンとハンマーで殴られてるような
ドリルでガガガガガガガガガとされてるような痛みが
10回づつ続く。
しばらくするとその痛みが消えて、盛大な嘔吐とともに
ガンガン痛みがきて、おまけにお腹まで下った。
何だこれ?すごく痛い。
痛みをこらえる為に、はーはーとゆっくりと長く
息を吐く。
旦那が心配そうに「どうした?どうしてほしい?」って
聞いてくれるけど、こみあげてくる二日酔い以上の吐き気と
痛みに声も出ない。
吐きながらガンガン×10回 → 深呼吸・トイレ(下痢)
これを何回か繰り返していると、ガンガンが10回で収まらなく
なってきた。
徐々に回数が増えてくる。
お腹のピーピーを解消するためにトイレに行ったら
点滴の機械もピーピー言い出したけれど
お腹のくだりが収まる気配もなく、トイレから出るに出れなくて
泣きそうになる。
ゲロ・ゲリ・激痛のジェットストリームアタックで
ヘロヘロだ。
点滴のスタンドにすがるようにして何とかトイレから脱出すると
ナースコールを押した。
さっきのピーピーは点滴が終了したのを告げるものだったらしい。
今日の点滴はこれで終わりになった。
居酒屋のトイレで寝ゲロをしてるかのような朦朧とした意識と
わけのわからない痛みと激しい下痢。
これが陣痛なんだとやっと気づいた・・・。
7:00p.m.頃
息を20回吐いても、ガンガン・ゴンゴンは収まらなくなった。
トイレに行きたい気がして、行ってみたけど何も出ない。
トイレから戻って横になると、生暖かいものが
しゃーーーっと流れ出てきた。
「やばい!(小)漏らした?????m9(^Д^)プギャー」
分厚いパットをしてるから、漏らしても困らないんだけど
とりあえず、トイレでパット交換するか?と思った瞬間、
「あ?これって尿じゃなくて破水?」と思って
ナースコールを押す。
助産師さんが「(今日はないと思うけど)一応見てみようか」と。
子宮口の開きをみてもらったら
「あら!全開してるわ! 分娩室行こうか」
思ってたよりもずっと早く、分娩室に行くことになった。
7:20p.m.
トイレを踏ん張りたいような感覚をこらえながら
歩いて分娩室へ。
分娩台はやわらかなイエローで、
天井には、星空のイルミネーションでなんだか
リラックスした雰囲気だった。
頭の中で松岡修造が
「頑張れ!あきらめるな!」
「You can do it!」
と暑苦しく騒いでいる。
イメージトレーニングの通りで、自分が思ったより
リラックスできてるのが分かったし、
やっといきんでいいと思ったらうれしかった。
とにかく、ゆっくりとしっかり息を吐く。
手元にケータイがあったら
「分娩台なう。」
ってつぶやきたかった。
私の用意ができてから(剃毛とかね)、
助産師さんに招かれて旦那入場。
ドリンクと汗拭きと、いきみに合わせて頭を前へ押す係をやってもらった。
担当の助産師さんが「自分のペースにあわせてやればいいからね。」
「痛みの波がきたら、がんばっていきんでね。」って、
凄く優しく、上手にリードしてくれたのもあって、
お産はほんとに順調に進んでいった。
隣の陣痛室の修羅場の助産師さんだったらどうしようかと
ちょっと思ってたから。
痛みの波が来る。
波に合わせて息の続く限り、いきむ。
よく、鼻の穴からメロンをだすような痛みっていうけど
2週間分の便秘をひねり出すような
(そんなにためたことないけど)そんな痛み。
体の中から外に突き抜けるような。
腹の中からエイリアンが飛び出すときって
きっとこんな痛みだと思う。
お産が大分と進んだので、助産師さんが
「そろそろ先生を呼ぶね~」っと電話を掛けた。
しばらくして、メガネで、胸毛がギャランドゥな
若い先生がやってきた。
先生に「よろしくおねがいします!」っていう余裕があった。
気がつくと、会陰切られてた・・・wwwww
「お産の進みが早いから、切るね」とわ言われてたんだけど
切られてる感覚はまったくなかった・・・www
安産教室でみたビデオを思い出しながら
痛みがきたら、おへそを見るようにしてうーーーーっと力を入れる。
痛みが残ってて、まだ踏ん張れるようだったらがんばる。
この時旦那がタイミング良く頭を前へ押してくれたので
おへそが見やすく力が入れやすかった!
ナイスアシスト!
痛みが去ったら、力を抜いて天井を見る。
短く「フッフッフッ」と呼吸する。
油断したら、寝落ちしそうだ。
助産師さんが、赤ちゃんの状況を教えてくれる。
「赤ちゃん、頭がみえてるよ!」
「頑張って、回転しているよ!」
(赤ちゃんはただ、お母さんに出されるのを
じっと待ってるだけじゃなく、せまい参道を通るために
自分で体を旋回させて出てくるんです!)
「頭が出たり入ったりしているよ!」
(それを聞いてなぜか笑いかけた・・・w
人間、痛みが続くと笑いたくなるらしい)
「上手よー!もう一回、いきんで!
頭が出てくるよ!」
「頭が半分でてきたよ!」
「もう一回いきんで!ほら頭が出たよ!」
頭が出てから一回いきんだら、
先生がうまい事やってくださったのもあって
娘は一発でてきた!
しゅぽん!って感じで!
出てきた瞬間は泣いてなくてドキドキしたけれど
やがて弱々しく「ふぎゃーふぎゃー」って泣き出した。
なんだか感極まって泣いてしまった。
旦那が「よく頑張ったな。エライ!」って
ほめてくれた。
それを聞いてまた、泣いてしまった。
8:04p.m.
娘、3185g 49.2cmで誕生!
旦那と二人で先生と助産師さんに何度も
「ありがとうございます」と言った。
娘、体を拭いてもらうために一時退場。
この後、切った会陰縫ったり、胎盤出したりするので
旦那も一旦退場。
胎盤は666gでした・・・w
胎盤さん、娘を守ってくれてありがとう。
けど、なんつー数字だよ・・・www
会陰を縫合するときに麻酔を打たれたんだけど
正直、痛かったし縫ってもらうときも痛かった。
陣痛の時にほとんど「痛い」って言わ(言え)なかったのに
チクチクやられて思わず
「アイタタタタタ・・・」と漏らしてしまった・・・w
私の処置が終わって、旦那が入場。
体を拭いてもらった娘も続いて入場。
抱っこさせてもらう。
小さくて。やわらかくて。あったかい。
顔はガッツだけど、しっかり髪があって、綺麗な二重だ。
まつ毛がすっごく長い!
助産師さんが3人で写真を撮ってくれた。
(退院するときにプレゼントしていただけた)
しばらくして、娘は新生児室へ。
私は2時間ほど、安静の為、そのまま横になる。
出産を終えた最初の感想は
「思ったほど痛くなかった」
だった。
次に思ったのは、お腹が空いた。眠い。だった。
思ったほど、野生に帰らなかったな・・・w
10:10p.m.
消毒の仕方や諸注意を聞いて車椅子で病室に。
病室では旦那と夕ご飯と夜食が待っていた。
20回、いきんだかどうかで娘が生まれたせいか
陣痛で苦しんでる時間が2時間ほどで済んだせいか
自分で歩いてトイレへ行ける程回復してた。
きれいに夕飯と夜食を平らげて、横になる。
だけど、本当の地獄はここからだった・・・。
会陰切開して縫合したところが、痛くて眠れなかった・・・。
麻酔が切れてから、ズキンズキン。ズクンズクン。
痛みどめを処方してもらったけれど、正直出産より辛い。
出産は、終わりがみえてるけど、この痛みは終わりが見えない。
おまけに、トイレ(大)の度に、傷口がめりめりと
裂けて広がっていくような痛みがする。
おっぱいで水分がとられてあり得ないほど固くなってるし。
正直、毎度毎度、娘より難産だった。
この地獄は2か月ほど続いた・・・。
病院で、緩く効く下剤もらってからマシになったけど・・・。
娘が生まれてからの方が、色んな事があるんだけど
私のお産はこんな感じでした。
私は陣痛促進剤を使ったお産にしては進行が早かったらしく、
翌日の回診の担当が、もともと私を担当してくださっていた
先生だったけれど、
「早かったねぇ。昨日生まれるとは思ってなかった」って
言われた位でした。
通常は、陣痛が2-3日、話を聞いて長い人は5日、
精も根も尽きて、ヘロヘロになった頃ようやく出産という
感じらしいです。
分娩台に乗ってからあっという間だったのは
陣痛が短かくて体力が残ってた事
呼吸がうまくできた事
陣痛の波にうまく乗れた事
これが良かったんじゃないかと思ってます。
もし、このページをご覧になっている中に
これから出産に臨まれる方へがいらっしゃったら。
痛みとか、無事に出してあられるんだろうかとか
色んな恐怖や心配に押しつぶされそうな時があると思います。
だけど、出産の時にがんばるのってお母さんだけじゃないんです。
赤ちゃんも、ちっちゃな体を一生懸命体を旋回させながら
この世に出てこようとがんばってるんです。
頼もしい助産師さんも、先生もいらっしゃいます。
応援してくれるご家族も、友人もいらっしゃいます。
同じタイミングで、出産に臨まれる妊婦さんも。
今、同じ瞬間に、出産する人が世界中に何万といるはず。
そう思ったら、ちょっと恐怖が薄れませんか?
ほんとは、一番がんばるのは赤ちゃんで
お母さんを含めて、まわりは応援するだけなのかも。
赤ちゃんの力を信じて頑張ってくださいね。
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カテゴリ: にっき
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